著 者

ISBN 

td2405181

ページ数

44ページ

仕 様

文庫

中綴じ

価 格

¥800 +税

発売日

2024/05/18

生活綴方出版部の取引条件

取引条件:買切7掛/ロット:1タイトル2部以上

目が覚めると、おぼえのない感触のタオルケットに身をくるまれていた。

かとうひろみさんの小説に描かれるのはいつも、暮らしのすぐそばの狂気(というかひとりの人間がふつうに持つ狂気)。玄関や窓、あるいは襖(ふすま)や障子、カーテンのあちらがわの、明日の朝起きたあとの、あるかもしれない奇妙な世界…。

この小説がこわいのではない。読んだあとの生活がこわくなる。かとうひろみの「小さい本屋の小さい小説」シリーズ待望の第二弾!

 

かとう ひろみ Hiromi Kato

神奈川県川崎市生まれ。双子座O型。文芸ユニットるるるるん等で小説を発表。主な著作に『小さい本屋の小さい小説』(生活綴方出版部)、『タソガレ』(佐々木未来との共著/carrot cake press)がある。猫をこよなく愛し、蒟蒻をこよなく憎む。引きが強い。特技は一人で背中に湿布が貼れること。