うちの場合を聞きに行く 本屋的サバイバルジャーナル

ペッ文庫(編)

¥900

+税

書誌情報

タイトル

うちの場合を聞きに行く 本屋的サバイバルジャーナル

価格

¥900 +税

刊行日

2025/04/05

ISBN / SKU

peb01

判型

文庫判

造本

中綴じホチキス製本

ページ数

40ページ

1人の本屋が2人の本屋に「うちの場合」を聞きに行ったインタビューの記録。インタビューしたのは共に20年程の本屋歴がある、高円寺の絵本屋「えほんやるすばんばんするかいしゃ」の店主・荒木健太さんと、横浜、妙蓮寺の新刊書店「石堂書店」と「本屋・生活綴方」の店長・鈴木雅代さん。聞き手は編集・発行と同様にペッ文庫の加西が担当。

モデルと呼べるようなものはもう作り得ない状況で、一店舗一店舗がそれぞれレアケースを作り出しなんとかやっている印象がある本屋界隈。本屋をやっていくことがサバイバルである状態で、同業のみんなはどうしてるの?と思っていたことがきっかけでこの本を作ることにしましたが、経営のノウハウを聞くのではなく、あくまで一人の本屋が思うこと、経験してきたこと、店をとりまく環境など全部をひっくるめた「うちの場合」を聞くという姿勢で作った一冊です。

  • 発行・編集 ペッ文庫 加西
  • 装丁・編集協力 西平礼子
  • 題字・表紙イラスト 鶴崎いづみ
  • 組版 中岡祐介(三輪舎)
  • 協力 本屋・生活綴方

目次

  • はじめに
  • 普通が崩れる社会で佇むために「えほんやるすばんばんするかいしゃ」店主・荒木さんの場合
    • 社会の構造―「普通」に支えられた世界/鮮度を捨てるという選択/古本という忘れられた存在/店は「水族館」/絵本ってなに?と問う/今年はビジネスを作ってもらう/お金の構造―向上心の世界/佇む世界/たくさん売らなくても大丈夫と言う/利益配分を変える/佇む世界を作る
  • 抗う⇔抗わない「石堂書店」「本屋・生活綴方」店長・鈴木雅代さんの場合
    • 書店員前史/チェーン書店渡り歩き期/石堂書店の日常という奇跡/注文業務で今やってること・やれること/イベント開催がイベント出店に代わっていく/仕事ではないけど手伝う/十年後二十年後
  • 編集を終えて