本を贈る

著 者

出版社

ISBN 

9784990811631

ページ数

304ページ

仕 様

45753

上製

価 格

¥1,800 +税

発売日

2018/09/11

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本は工業的に生産され、消費されている。本は確かに商品だが、宛先のある「贈りもの」でもある。「贈る」ように本をつくり、本を届ける10人それぞれの手による珠玉の小論集。〈執筆者〉批評家・若松英輔/編集者・島田潤一郎(夏葉社)/装丁家・矢萩多聞/校正者・牟田都子/印刷・藤原隆充(藤原印刷)/製本・笠井瑠美子(加藤製本)/取次・川人寧幸(ツバメ出版流通)/営業・橋本亮二(朝日出版社)/書店員・久禮亮太(久禮書店)/本屋・三田修平(BOOK TRUCK)

本は読者のもの  島田潤一郎 (編集者)
女神はあなたを見ている  矢萩多聞 (装丁家)
縁の下で  牟田都子 (校正者)
心刷  藤原隆充 (印刷)
本は特別なものじゃない  笠井瑠美子 (製本)
気楽な裏方仕事  川人寧幸 (取次)
出版社の営業職であること  橋本亮二 (営業)
読者からの贈りもの  久禮亮太 (書店員)
移動する本屋  三田修平 (本屋)
眠れる一冊の本  若松英輔 (批評家)

著者、編集、校正、装丁、印刷、製本、営業、取次、書店員、本屋。書き手から売り手までの10の職種のそれぞれから選りすぐった、本を贈る「名手」たちによる書き下ろしエッセイ集ができあがりました。類書はありますがインタビューものばかりですが、本書は本人のことばにこだわりました。ほとんどの著者は執筆を本業していないどころか、得意でもありません。だからこそ、心の声に向き合ってもらえるようにじっくり時間をかけて執筆をしてもらいました。
若松 英輔 一九六八年、新潟県生まれ。批評家・随筆家。 慶應義塾大学文学部仏文科卒業。二〇〇七年「越知保夫とその時代 求道の文学」で第一四回三田文学新人賞受賞。二〇一八年『見えない涙』(亜紀書房)にて第三三回詩歌文学館賞を受賞。著書に『常世の花 石牟礼道子』(亜紀書房)、『小林秀雄 美しい花』(文藝春秋) 、『悲しみの秘義』(ナナロク社)、『霊性の哲学』(KADOKAWA)など。