かえりみちに塀で寝そべっていた白いネコ。じゃんけんでへんなチョキをだしてたやつ。今日出なかったうんこ。おとこの人と手をつないでいたよし子先生。 ―― 何にもなかった一日のよる。目を閉じるとおもいだす、なんだか気になる、たくさんのできごと。あれはなんだったのか。 ゆめうつつのなか、いつしかときをかけて、とうとうぼくは「さいしょのにんげん」にであう。