本の流通協同組合について

「本の流通協同組合」は、書店が複数の出版者(出版社やレーベル、個人のつくり手)の本・ZINE・雑誌を商品として仕入れるためのしくみです。いまは株式会社 三輪舎のいち部門で、理念としての組合です。将来的には三輪舎から独立して、出版者と書店とが協同して流通をおこなうしくみにします。

組合の目的は、“健康”な流通です。出版者と書店の二者が、お互い支え合う流通を目指します。

あえて「組合」としたのは、サービスする側・される側の関係にしないためです。もちろん流通にかかる費用(運賃、倉庫代や人件費など)はいただきますが、利潤を求めません。かかった経費をカバーできるだけの費用をいただいて、相殺します。

利潤を求めないということは、事業の拡大を目的としないということです。もちろん、事業の安定性を保ち、影響力を持つために一定の拡大を目指します。やみくもに取引する出版者を増やすことはしません。取り扱う出版物どうしがある程度の親和性の高いものにします。

協同する書店

  • 原則、注文をいただけるすべての書店と取引をします。

協同する出版者

  • 取引する書店はいわゆる独立系書店がほとんどですから、個人の生活に軸足をおいた本がしぜんと多くなると思います。例えば、学術専門書や大学教科書をメインとする出版社は難しいでしょう。

書店様

  • いろいろな出版者の商品の発注・納品・精算を一回にまとめることができるので、煩雑になりがちな取引業務を効率化することができます。
  • 実店舗(ひと棚・移動販売車を含む)をお持ちの方のみ、ご注文いただけます。オンライン専売者は不可となります。
  • 卸掛率は本体価格の65%〜(まちまち)、最低注文金額は本体価格税抜合計5000円以上で送料弊社負担(五千円未満は貴店負担で一律500円)、振込手数料は貴店負担となります。
  • 使い方は簡単です。ふつうのオンラインショッピングのように、仕入れたいお品物をカートに入れ、購入手続きをおこなうだけ。